by kanako0819
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体調は、昨日はまだすぐれませんでしたが、今日はすっかり元気になっていました。
治りが早くて嬉しい半面、この胃炎のつらさを久しぶりに味わって、少し昔のことを思い出してしまいました。 もう思い出すなんて無意味なことなのですが、このエキサイトブログをされている方の中にも、沢山の女性が失恋や婚約破棄の痛手を抱えながら、毎日を懸命に生きていらっしゃる。そんな文章に触れて、私ももう一度そのことを見直してみようと思ったのです。 まだ若かった私にとっては、彼が全てでした。仕事も誇れるものも何もまだ持っていなかった。 自分の世界の中心はまさに彼。彼も本当に私を大切にしてくれて、この人を失うことなど、絶対に絶対にありあえないと信じきって生きていました。 そのありえないことが起こったんですよね。 最初は何が起こっているのかよくわからなかった。あんなにも私を愛してくれた、結婚後、住む場所ももう決めていた、お互いの両親も友達も公認だった、それがゼロに戻るなんて信じられなかった。 みっともないくらいに泣いてすがりました。今思えば、火に油を注ぐような行為です。今ならもっと知能的に、彼との間を修復できたかもしれませんが、そんな計算高さも何も考えられないくらい必死でした。 彼とは遠距離中だったので、仕事を休んで、連絡もせず突然に会いに行ったりもしました。 ここまではまだよかったんですよね・・。失恋の痛手だけですんでいた。でもその後に知ってしまったんです。私と別れてやっぱりすごくしんどい、俺も苦しいと言っていた彼が、別れて2週間後にはもう新しい彼女を作っていたことを。 もう、落ちるところまで落ちましたね。 一夜にしてホルモンバランスが崩れ、婦人科系の病気を患ってしまいましたし、急性胃炎で、3日間、何も食べれなくなりました。水を飲んでも吐いてしまいました。 そこで立ち直ることに専念すればよかったのに、私はどうしても彼が忘れられずに、それからも2,3度会いに行きましたね。傷を広げるだけだったのに。変わり果てた彼との会話、態度、全てが私を傷つけました。それでも会わずにいられなかった。本当にプライドも何もない、情けない女の典型です。彼に本当に申し訳なかったと思っています。 生きる屍と言っていいほど、ボロボロだった私を支えてくれたのは、やはり家族と、職場の上司や同僚達。「一週間休みを取って、あなたの大好きなフランスに行ってらっしゃい。」その上司の一言がなければ、私は立ち直るきっかけを永遠に失っていたかもしれません。 その頃は、自分のことだけで必死で、自分を支えてくれている人達に感謝することも、何かを返そうという気も全く起きませんでした。 でも、失恋旅行から帰ってきて一番に思ったのは、この人達のように、誰かが苦しんでいる時には、ちゃんと共感でき、手を差し伸べられる人間でありたいということ。その器のある女性になりたいということ。 いつか、尊敬している先輩に言われた言葉があります。 「何も苦労なく、順調な人生を歩いている人が、私は前向きです、と言ってもそれは違う。前向きというのは、どん底を味わって、そこから這い上がった人間だけが本当に使える言葉なのだ。」と。 私もこの体験を経て、以前よりは人の痛みに敏感になりました。 何より、この世に絶対はないということ。何が起こってもおかしくない、自分の力ではどうしようもできないことがあるし、人の心は必ず変わる、というのを知れただけでも大きな意味がありました。 この痛みはゼロになることは一生ないでしょうが、次の恋愛ができるまで、4年近くかかりました。 今の大切な彼のことも、最初は全然信じられませんでした。ずっと一緒にいようと言ってくれても、彼だっていつか離れて行くかもしれない。もう二度とあんなショックを味わいたくない。 自己防衛の気持ちから、彼に対する自分の気持ちをセーブしてしまっていました。 でも彼は、「少しずつでもいいから僕を信じて欲しい、長く時間がかかっても、僕はずっと待っているから。」 そう何度も私に言い聞かせてくれました。 そして何があっても、彼は私を信じてくれた。決して裏切らなかった。自分がどんなに傷ついても、私の言動が彼を苦しめても、私と別れるという選択だけは決してしなかった。自分を盾にして、ずっと私を見守ってくれました。 今になってようやく、彼のことを、彼との将来のことを心から信じられるようになりましたが、それでも、いつか彼も心変わりをする日が来るかもしれない。その覚悟だけは常にあります。でもそれは、彼は自分の所有物ではないのですから、彼の存在を尊重することとも繋がっていると思うのです。 彼と出会えたことは、あのつらい時期を、逃げずにとことん味わいつくしたご褒美かもしれません。全ては今に繋がっているんですものね。 今でも、彼の行動が知れなかったり、彼がメールをくれなかったりすると、不安になって彼を責めたりして最低な女に成り下がっていますが、彼が私を選んでくれた、信じてくれた事実を自信に変えて、彼への感謝の気持ちを忘れることなく生きていきたいです。 そして、何よりもちゃんと自分を持つこと! 自分を中心に据えなければ、彼に依存してしまうだけですから。 転機という言葉がありますが、私はこの失恋が全てにおける転機でした。 今の仕事、一番大切な人、少しは成長できた自分、全てがこの経験から得たものです。 人生ってなかなか面白いものですね。
by kanako0819
| 2006-04-29 22:52
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