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これといった目的もなくパリを歩く
何を見るわけでもなく瞳に街を映す 何を考えるのではなく、心に入ってきたものを想う 雨宮塔子さんの、「それからのパリ」の、冒頭の一節。 まさにパリを言い当てている名セリフだ。私が思っているパリそのもの。心が熱くなった。 雨宮さんの文章がとても好きだ。 アナウンサー時代には発揮できなかった、素晴らしい才能だと思う。 感性豊かで、凛とした潔さを感じて、そしてとても柔らかで・・・ パリは女の感性を磨く、と何かの本で読んだことがあるけど、彼女もパリで磨かれ、才能を開花させた女性の一人だろう。 もう一節、とても心に響いた文章がある。 赤の他人だった人と生活を共にすることで、ゆとりは空間の問題でも、時間の問題でもなく、自分自身の問題なのだと、やっと気づけたのだった。 娘にはこうしたゆとりのある人間になって欲しい。 他人に対して自分の時間とエネルギーを最大限に注げる人に。 前回、他人にお金を使うことをテーマに書いたが、相手に自分の時間とエネルギーを使い込むこともどうだろうと考えることがよくあっただけに、この一文は確実に私を救ってくれた。 それはゆとりの心なのだと。そうできることは卑下することでも何もないのだと。 このエッセイを読んでいて、またパリが懐かしくなったけど、一つ痛烈に思ったことがある。 留学して本当に良かったということ。 フランスでの生活を知れたこと、感性を刺激されたこと、あの時でしか可能にならなかった経験。私の宝物。 今の生活に余裕など何もないから、フランスで、パリで知った人生の大切なことが、何も活かされていない。 このエッセイを読みながら、もう少し考えていたい。 私にとって何がプライオリティなのか。 自分の時間とエネルギーを注ぐことのできる人に対して、私が一体何ができるのか。
by kanako0819
| 2006-07-28 23:08
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