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ドキッとするようなサブタイトルが付けられた絵画展、
「モディリアーニと妻ジャンヌの物語展」 に行ってきた。 私の大好きな絵画は、ロココ全般やフラゴナールだ。 しかしながら、私の最愛の画家・モディリアーニ! 私は彼の人生そのものに惹かれてしまった。いいや、打ちのめされてしまったと言っていい。 彼との出会いは一体いつだっただろう。 ずっとずっと以前に、大好きな名優、ジェラール・フィリップとアヌーク・エーメ主演の「モンパルナスの灯」を見たことがきっかけだったのかもしれない。 まあとにかく、もう何十年も前から、私はモディリアーニを追い続けているような気がする。 昔飼っていた自分のペットにまで、モディと名付けてしまったくらいだ(笑)。 今回の絵画展は、まるで私のために企画してくれたの?(^^;と疑ってしまったほど、私の知りたいことを全て公開してくれていた。 モディ33歳の時、彼はまだわずか18歳だったジャンヌと出会う。 子供も授かり、結婚までした二人だったが、モディはお酒と麻薬に溺れ、もともと病弱だっただけに、持病の結核がひどくなり、出会ってからたった3年で彼は帰らぬ人となってしまった。 そして、二人目の子供を宿していたジャンヌは、その48時間後に投身自殺。 アパートから身を投げ、モディの後を追ったのだった。 完璧なまでの二人の愛。 完璧なまでの悲劇性。 モディは、今となっては押しも押されぬ絵画の大御所となったが、当時彼の絵は全く売れず、とても貧しい生活を強いられていた。 彼の死後、突然に彼は英雄になった。絵は飛ぶように売れた。 悲しい人生の不条理である。 彼の絵が売れていたら。 彼が病弱ではなかったら。 ジャンヌがもう少し大人で、恋愛経験豊富な女性だったら。 きっとこんな悲劇は起きなかっただろうが、だからこそ、こうして後世に残るほど、彼らの名は大きく語り継がれてきたのだ。 今回の絵画展では、モディよりもジャンヌの絵が多く展示されていた。 彼女も絵の才能があったことは知っていたけれど、こうしてじっくり鑑賞するのは初めてのことだった。 素人目だけれど、初期の頃から、タッチや雰囲気がモディの絵とよく似ていると思った。 二人が激しく惹かれあったのも、年齢を超えて二人に共通する才能や情熱や性格があったからかもしれない。 年齢や愛情を超えて繋がっていられる手段を持っている二人はいいなあなんて思った。それこそ、今流行ではないが、魂の伴侶、と言えるんじゃないだろうか。 女性遍歴を繰り返してきたモディも、子供ができて一番幸せだった頃に、ジャンヌを描いたその肖像画を見たら、どんなに精神が穏やかで彼女を愛していたのかがしみじみと伝わってきた。 実に不運な、不幸な人生だったけれど、一生と引き換えにしてもいいくらい、確かな幸せ、輝かしい一瞬を得た彼は、もうそれだけで人生勝ち組だったように思う。 もう1つの大きな収穫。 彼の書く人物像に、目がないのは何故か、という謎が解けたことだ。 彼の描く絵は、どの人物も首が長く、目がなくて実に不気味なのだが、それでも私は彼の絵に惹かれ、いつもじっとその前に佇んでしまう。 それは、彼が人物の内面を絵で表現しようとしていたからだ。 だからただの肖像画ではなく、見るものに何かを訴えかける、想像力を働かせようとする力があったに違いない。 芸術は自らの内面を表面化させるものだ、と信じてやまない私が彼の絵に惹かれていたのも、とても簡単で単純な理由だったのだ。 しかし、まだまだモディはミステリアスな画家だ。 ジャンヌとの間に何があったのか、モディが亡くなる以前から彼女が自殺願望を持っていたと思われるのは何故か、まだまだこれからも興味は尽きない二人である。 彼らはパリのペールラシェーズ墓地で一緒に埋葬されている。 死んでもなお、「二人」であり続ける二人。 「僕らも一緒のお墓に入ろうね。」 隣でそう言われて、思わず照れ隠しで、「うちにはお墓ないやん、どこに入る気?」など、可愛げもないことを言ってしまった本当に可愛くない私だが(>_<)、死後も、寄り添って一緒にいてくれる人がいるということは、なんと幸せなことだろう。 自分が死んだら、骨はフランスにでも撒いてもらおうなどと企んでいたが(←誰に頼むの?(汗))、しかし、モディとジャンヌのように、そうやって大切な人と一緒に生きた証をお墓で残せるのなら、それもなかなか悪くないなと思った。 私達も、ずっとずっと二人でいよう。
by kanako0819
| 2007-09-10 22:16
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