by kanako0819
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最終日である3日目。
たった半日しか猶予がないスケジュールながらも、この日が一番内容が濃かったかもしれません(>_<) 写真もたっぷりありますよ~。さあ、いざ書きましょう! この日は5時半に起床。ホテルを6時10分頃出発しました。 何をするかというと・・。 牧場2階の控え室に案内されると、まあ、圧巻!! 一面ガラス張りの窓になっていて、1階で行われている搾乳の様子がそのまま見えるのです! 全てを見渡せるこんな風景を見れるなんて・・。感激して何十枚も写真を撮りました(笑) そしてこの子達はとっても賢いんです。機械での搾乳が終ると、自分から出て行くんです。そして次の団体さんが交代で向こうから入ってきます。 習慣になっているのでしょうが、教えてできるものじゃないでしょうし、牛も頭がいいのでしょうね。 退場シーン。ん?やっぱりこの子は私を見ているの?! 少しして係の方がいらっしゃいました。 まだ6時半なのに、さあ飲みなさい、食べなさい、と、絞りたて牛乳と、こちらのミルクを使って作っていらっしゃるアイスクリームを頂きました。 でも美味しかったです♪ 「この牛乳は低温殺菌だから、市販の牛乳と味が違うよ」と言われた時に、プロなら気がつかなければいけなかったのに、続けておバカな質問をしてしまいました。 「ここのミルクは全て飲料用なのですか?」と(>_<) 全て、明治乳業に送られ、チーズや乳製品になるのだそう。 飲料用だったら高温殺菌だろうが!と激しく1人で突っ込んでしまいました・・。 高温殺菌にすると、チーズになるためのたんぱく質もなくなってしまうので、チーズは低温殺菌じゃないとだめなんですよね。 そして、市場にはバターがないと騒がれているが、本当のところはどうなのか、とか、酪農の問題や現実など、現場の方からいろいろなお話を伺うことができて勉強になりました。 搾乳現場にも入らせていただきます。今はどこでも、こうして専用の機械で搾乳しているんですね。 おおっ、表に出ると、ミルクを運ぶポンプ車と遭遇しました! このポンプにミルクを通すことや、トラックで長距離を運ぶことで、ミルクは静かに劣化していきます。でも大手でフェルミエ(農家製)で造る事は大変難しいこと。絞ってすぐ、のタイミングを大切になさっていらっしゃるのでしょう。 それから、生まれて間もない子牛たちを見せて頂きます♪♪ 私たちを見て駆け寄ってくる子もいれば、 そしていよいよ乳搾り体験です。 コツがあってなかなか難しいものだと聞いてはいましたが、音楽をやっている人は出やすいと聞いていたので、私には自信がありました! 思ったとおりすぐ出ましたよ~。 そういうことが、音楽をやっていると自然にできるものなんでしょうか。 そして思わぬアクシデントが・・! さあ、これで終わりだと思っていたら、係の方がどこかへと姿を消してしまい、戻ってこられたときには、2頭のポニーを連れていらっしゃる! ポニーまで見せて頂けるのかと嬉しく思っていたら、「さあ、乗って!」と乗馬の準備をなさっているではありませんか!!! 私、自慢じゃありませんが、体育は小学生のころからオール2です。乗馬なんて死ぬまでするものかと思っていました。平衡感覚も何もないのに乗れるわけないじゃないですか!!! ああ、ここでも生まれて初めての経験。でも、乗馬するならするで、初めから仰ってください!せめて心の準備をしたかったです(>_<) (その後、ダンナも乗ってみましたが、あまりに重すぎたためか、またもやこの子は仕事をボイコット(笑)。3歩くらいしか歩いてくれませんでした・・) そんなこんなで、内容の濃い体験をたっぷりさせていただきました。 北海道に来た甲斐がありましたね。朝が早くてしんどかったですが、参加して大正解でした。 それから次なる目的地・・・。 この旅行が決まった時から、この日をどれだけ緊張して待っていたことでしょう・・。 宮嶋 望氏。 少しでもチーズに興味を持っていらっしゃる方なら、このお名前を知らない方はいないでしょう。 共働学舎の代表でありながら、北海道の酪農・チーズ業界を率先して導き、外国のコンクールでも金賞を取るほどのチーズ製造の技術とアイデアを持ち合わせ、今や一分たりとも席を暖める暇がないほど、日本各地・世界各国を飛び回っていらっしゃる。 この日は共働学舎にたまたまいらっしゃるということで、氏自ら案内をして下さることになっていました。 メールでやり取りをするだけでもどれだけ緊張したことか・・! Tさんからは、「気さくな方だから大丈夫だよ!」と言われていましたが、フェルミエの本間社長同様、こう、憧れの世界に華々しい経歴と実績のある方と同等にお話できるほど、私はできた人間じゃありませんから(泣) まず、少しお話しましょうと、同じく今日訪問を予約されていた方々とご一緒に、ショップの方でテーブルを囲みました。 素晴らしく頭の切れる方です。話題の豊富な方です。それだけ様々な勉強をなさって、知識と経験をためてこられたのでしょう。 ワインバーの入り口の方角は?という話題から、実に、ビオディナミや物理や、挙句の果てには宇宙にまで話が及びました。たった一言の話題の切り口から、これだけ話を広げられるという手腕は並大抵のものではありません。 チーズの話は、ここでは少しも出ませんでしたが、今後、何かの節に役立つと思われる、いろいろなきっかけを与えて下さったと感謝しています。 そして、共働学舎で造っていらっしゃるチーズのプラトーをいただきました。 日本のチーズは優しすぎるだとか、個性に乏しいとよく言われます。はっきり言って、私もそう思っていました。でもそれは、無殺菌の外国のチーズと一緒に食べる機会が多かったからなんですよね。やはり無殺菌乳と殺菌乳では、その時点でミルクの風味が全く違います。 でも、こうして日本のチーズだけを食べ比べると、きちんとミルクの味が生きています。そして確かな製造技術によって、それぞれの個性が際立っている。見事だと思いました。 それからチーズ製造現場を見せて頂けることになりました。 現場に入るのは生まれて初めてです!!胸が高鳴ります。 ちょうど白カビタイプを作っていらっしゃるところでした。それもまさにプリーズタイム! そしていよいよカットです! ここ、共働学舎のパンフレットの表紙にもなっている有名な風景ですよね。感動です! 現場はさすがに湿気と熱気がむんむんしていましたが、このセラーは、少しも湿気というものを感じません。さらっさらです。でも、湿度計は、90%くらいを指しているんです。 この原理は、 おっと、モルジュ液発見! 本当に、本当に面白かったです!! まさか現場まで見せて頂けると思っていなかったので・・。何にも代え難い体験になりました。 そしていったん外に出て、念願のブラウンスイスちゃんにも会えました! ブラウンスイスも好奇心旺盛で、動くものが大好きなので、私たちをしっかり見つめてくれました。 そしてこちらがうわさのフリーバーン牛舎。全く臭くありません。 この仕組みを考えられたのも宮嶋さん。この牛舎を見学に来られる専門家も多いとか。 絞った乳を痛めることなく、遠くに運ぶことなく、ただちにチーズ製造に使う。 そのために、ミルクが地下を通ってそのまま製造場へ流れる仕組みを作ったのも宮嶋さんです。まだ北海道でもチーズ製造が盛んでは無い頃から実践されていらっしゃったのですからすごいですね。 少し遠くまで足を延ばすと、牛たちの放牧風景が広がります。 そして再びショップに戻り、しばし歓談。 宮嶋さんはビオディナミについても大変お詳しく、なぜ畑に牛の角に牛糞を入れたものを畑に置くのか、という本当の意味を、まさかこんなところで教えて頂くとは思いませんでした(笑)。 ダンナも宮嶋さんのお話に感銘を受けていたようです。 すごいオーラと魅力のある方です。 話が難しすぎて、多分仰って頂いたことの3割程度しか理解していないのですが(汗)、宮嶋さんとお話させて頂けたことは、今後の何か示唆になるような、本当に意味深い体験だったと思っています。 まだまだ消化できていないことばかりで、毎日のように、宮嶋さんから頂いた資料や共働学舎の理念などを読んで学んでいますが、少しずつでも消化させ、自分のものにできたらと思っています。 お昼の時間を回っていましたので、名物ラクレット料理までご馳走になりました。 そしてようやく3日間の北海道とも別れを告げ、3時間半かけて千歳空港まで戻りました。 慌しく空港でお土産を買い込み、ウニ・いくら丼を買って機内で寂しく晩御飯・・。最後は私たちらしい終わりでしたね(笑)。 この旅行から得たこと、学んだことは本当に大きく、私の将来の方向性を変えるかもしれないと思えたほどでした。 もちろん、チーズ販売や仕事に結びつくこともたくさん得られましたが、それよりも一番印象的なのは、何か青臭いですが、「人との出会い」でした。 元を辿れば、仕事を通じて知り合った、一生お付き合いできると思える大切な友人が紹介してくれたTさん。本当に、人に親切にする、親身になって助けるとはこういうことなのだろうということを、心から感じることができました。Tさんに出会わなければ、この旅行はありえませんでした。 そして、行く先々で出会った方、ランランファームのお二方、そして宮嶋さん。 人を温かく迎えることに長けた方ばかりでした。 自分の持てる知識や経験を、惜しみなく他人に与えることのできる人。 まだ言葉ではうまくまとまりませんが、本当に大切なことを教えて頂きました。 日本に、北海道に、こんな人たちがいらっしゃること。こんなに美味しいものがあること。 私なりに、私にできることは何かを精一杯考え、私にできる方法で京都の方々に伝えることができれば・・。今は痛烈にそう思っています。 頑張ります(>_<)!
by kanako0819
| 2008-10-05 21:53
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